プレミア酒(プレミア日本酒/プレミア焼酎)ってあるよね。
それってどういうもんなのよ?ってのを書いてみる。
この統計結果は俺の脳内住人に聞いたものなので、実際の統計は知らんよ。
知名度超激高
(そこらの人つかまえて、10人のうち2人以上が「聞いたことある」って可能性のあるもの)
・越乃寒梅*1
・森伊蔵
・魔王
知名度激高
(そこらの人つかまえて、10人のうち1人が「聞いたことある」って可能性のあるもの)
・赤霧島
・佐藤
・伊佐美
・百年の孤独
知名度高
(酒を飲める人つかまえて、10人のうち2人以上が「聞いたことある」って可能性のあるもの)
・田酒
・十四代
・村尾*2
知名度中
(酒を飲める人つかまえて、10人のうち1人が「聞いたことある」って可能性のあるもの)
・龍神丸
・飛露喜
・而今
・山間
・なかむら
・川越
マニア・コレクター向け
(いろんな酒を飲むのが好きな人が知ってる可能性があるもの)
・くらら
・八幡
・真鶴
もっとコレクター向け
・一どん
・終売品
ここに挙げたやつらは、定価である事もあるし、吹っかけられたボリ値であることもある。
でも、正直なところ酒に明るくない人が定価で入手するのは難しいものばかり。
少なくとも、そこら辺の商店街の適当な酒屋で定価で売ってる事は極めて稀。
プレミアで置いてある物は、その酒屋が正規取扱店*3ではなく
店員がどっかで買ってきたかブローカーから買ったかなので、基本的に定価であることはない。
【Q&A】
値段の高さはどうやって決まるの?
⇒需要と供給と歴史。
「歴史がある」「認知度が高い」「供給数が少ない」方が高い。
3要素のうち多くを兼ね備えているものが高くなりがち。
焼酎の方がプレミア多い印象あるけど、なんで焼酎の方がプレミア化しやすいの?
⇒確かに上に挙げたものの多くは焼酎だったりする。
なぜ焼酎がプレミア化しやすいかっていうと、保存が容易で経年変化が少ないから。
保存しづらいものは売りにくいよね。
飲食店ではプレミア酒よく見るけどなんで?
⇒プレミア以外の他の酒もたくさん買うから。
簡単に言やプレミア酒1本卸してもらうためには、それ以外の酒をn本買わないといけない。
そんなルールが存在するのでございます。
酒屋はプレ酒取り扱いしてるくせに一般客には何で売ってくれないの?
⇒酒屋もプレミアを仕入れるために抱き合わせみたいな状況な訳よ。
んで、プレミアしか欲しがらないくせに常連になる訳でもない客に
オークションで高値で売りさばかれたら腹立つよね。
正規店は基本的にそれが出来ない(しない)んだから。
一般人がプレミアを定価で入手する方法は?
⇒行きつけの酒屋を作って仲良くなるor定価で置いてる酒屋にタイミングよく行く
(常に置いてるとは限らない)
ぶっちゃけ美味いの?
⇒好みを無視すれば、決してまずいことは無い。うまい可能性が高い。
だからといって一般流通してるものより美味とは言いがたい。
一般流通してるものとどっちが上?
⇒ステータスなら確実にプレミアものが上。味なら一般流通の方が選択肢から言っても上。
香りマツタケ味シメジみたいなもんよ。
一個人が買う必要はあるの?
⇒買いたきゃ買え、飲みたいだけなら飲み屋で飲め。それで気に入ったなら頑張って入手すれ。
プレミアって悪?
⇒悪ではない。人の魂がそうさせるのだ。
「純粋に飲みたいだけなのにプレミアなんて悪だ!」って言ってる人に
似たものや、それより美味いもの飲ませても納得してくれない。
簡単に手に入るようなら有り難がらんでしょ。こういうのは一定数必要なのよ。
じゃあ、どんな時にプレミア価格で買うの?
⇒定価で買うルートを持ってない人が、人の為に買うってのがケースとして多い。
お世話になった人とかに贈り物をする場合、
「定価が高い」より「手に入らない!」とか「あの幻の!」ってのがステータスなのであります。
逆に「それ贈っときゃOK!」って意味では、考える必要が無いので楽っちゃ楽。
ちなみに50以上のオッチャンは伊佐美とか百年の孤独とか越乃寒梅を知ってることが多いよ。
おまけ(俺がビクンビクン!となって、つい購入してしまうもの)
・BYが一桁
・ラベル違い
・PBでもないのに誰も知らなさそうなもの
・蔵が気まぐれで造って、次年には造らなそうなもの
だから俺に酒をプレゼントするときは上記のポイントをおさえてネ★彡