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牟田酒造場と樋渡酒造場の酒+α

~ごあいさつ~

本日はマニアしか喜ばない会によく来たね!
俺が特集組んでやるの久しぶりだからお前らラッキーだぞ!やったな!
こういう特集俺しかやらんからな!もっと喜べ!咽び泣け!
というわけで、本日は樋渡酒造場と牟田酒造場の酒+αの会によくお越しくださいました。ありがとうございます。m(_ _)m

タイトル上「樋渡酒造場と牟田酒造場の会+α」ですが、+αが大充実です。
大まかに言えば佐賀酒特集+粕取焼酎特集+おまけ、といった感じでございます。

 

【本日のラインナップ】

樋渡酒造場(佐賀県伊万里市)
A.万里長 普通酒
B.万里長 純米酒
C.太洋潮 普通酒
D.太洋潮
E.太洋潮 原酒

牟田酒造場(佐賀県武雄市)
F.若木桜 佳撰
※もう一つは粕取コーナーにあります(④本部かすとり) 

鳴滝酒造(佐賀県唐津市)
G.聚楽太閤 上撰
※.もう一つは粕取コーナーにあります(①ヤマフル)

松浦一酒造(佐賀県伊万里市)
H.松浦一 純米酒

天吹酒造(佐賀県三養基郡)
I.天吹 普通酒
J.天吹辛風 普通酒 

村重酒造(山口県岩国市)
K.金冠黒松 普通酒
L.金冠黒松 無濾過生原酒

今回の特集と関係ないおまけコーナー
P.真澄 あらばしり
Q.月中天 生熟
R.初雪盃 本醸造 無濾過生原酒 2007BY 斗瓶11年熟成
S.初雪盃 本醸造 無濾過生原酒 2017BY
T.山乃守(自家焼酎の詩とは…)
U.武州伝説 米ぬか焼酎(こんなモン飲んだことないやろ?)

粕取焼酎
①~⑪まで11本 !!!(下部の特集見て) 

 


~魅惑の粕取焼酎大特集!~

【粕取焼酎とはなんぞ?】
日本酒を搾った後の酒粕を蒸留して焼酎にしたものです。
その粕取焼酎はザックリ言うと「吟醸粕取」と「正調粕取/早苗饗(さなぶり・さなぼり)」の2つに大別されます。
現代においては粕取焼酎をだれも知らないため、ほとんどの酒屋では吟醸粕取のことを粕取焼酎と認識していることが多いです。
そして、この会で俺が持ってきているものは後者の正調粕取!吟醸なんかにゃ用はねぇ!

【早苗饗焼酎の早苗饗ってなあに?】
江戸~明治にかけて農家では肥料代わりの焼酎粕を使っていたとのこと。
そこで各農家では蒸留器つかって清酒粕を蒸留して焼酎粕を生産していたのだとか。
この副産物がまさに粕取焼酎なわけですが、九州では副産物としての粕取焼酎で、東北では焼酎目的の主産物でもあったらしいとかとか。知らんけど。
田植えが終わった後に行われる豊作祈願の祭り、早苗饗(さなぶり/さなぼり)で飲んでいたので粕取焼酎を早苗饗焼酎と呼ぶのだとか。
ちなみに正調粕取焼酎とは、(恐らく)九州焼酎探検隊の偉い人がつけたっぽい?
吟醸粕取に対して早苗饗を「正しき粕取焼酎」と見るためかな?良い言葉ですね!

【粕取焼酎はどうやって造られてるの?】
吟醸粕取:吟醸・大吟醸クラスの酒粕を蒸留
正調粕取:酒粕に籾殻ブッ込んだやつを蒸留
正調粕取の蒸留器は蒸篭式(せいろ)で造られとるのが多いのですが、それが蔵によって全然違うので独自の味になっとります。

【正調粕取焼酎はどんな味なの?】
薄っすら酒粕の味がするものもあるが、基本的には籾殻フレーバーが超上書き!
籾殻はいま皆さんが座っている畳の風味です。畳を舐めてみてください!
國に残した祖母や祖父の味がするでしょう?そういう郷愁・望郷の念にかられるフレーバーが粕取焼酎なのです!美味しいかって?愚問ですね。畳と祖父・祖母舐めて美味しいですか?ちなみに俺は美味しいとは思ってません!エヘン!
でも、ハマった結果に脳がそれを「美味しい」と変換するようになりました!
つまり美味しいです!酒とはそういうものです。
ていうか、ウマいとマズいの2軸で酒を語るな!マズいを超えろ!雰囲気で行け!
そう、俺たちは雰囲気で酒を飲んでいる!

【粕取焼酎はどうやって飲むの?どうやって飲まれてきたの?】
一般的な焼酎と同じと思って良いですが、強烈な味わいを味わうにはストレート。
時間の変化を楽しむならロックが良いかと思います。氷が溶けて水に近づくにつれ表情を変化させますよ!そしてそのタイミングで糖類を投入!
昔は疲れを取る目的で糖類ブチ込んで飲んでいたらしいです。
今回はザラメを溶かしたもの、みりん、氷砂糖、和三盆などを用意したので、思い思いに試してみてくださいませ。

【粕取焼酎はどこで造られているの?どこで買えるの?】
福岡、大分、鳥取、島根、愛媛、栃木、福島で比較的多く造られていたらしいです。
現状残っている粕取焼酎もだいたいそのへん。
どこで買えるかは主に蔵ですが、蔵も製造やめて在庫持ってない場合があり、そのときは各地の酒屋を回ることになるのです。とにかく購入難易度が高すぎる!

【余談】
ブドウの絞りカスで造ったワイン版粕取みたいなやつにグラッパやマールとかがあります。サイゼリヤでもグラッパ飲めるぞ!やったね!


【粕取焼酎テイスティングノート】
①ヤマフル(佐賀)
正調度:★★★★★★★★★★★★★
コメント:中尾彬でおなじみヤマフルです!お前のことは一生許さん!度数は高いけど味はわりかしスッキリしててダラダラ飲むのに向いてます。ベーシックな正調味。

②九州菊 粕取り焼酎(福岡)
正調度:★
コメント:正調でもなく吟醸でもないというどこの需要もなさそうな逸品。でもこの野暮ったさは今回の仲間に加えてあげたい…ていうか、この中に籾殻ツッコめばええんかな?

③博多っ子(福岡)
正調度:★★★★★★★★★★★★★★
コメント:ん?なんか梅っぽい?しかしラストに昆布感。梅昆布!?なんか蓋のアルミでも溶けとるんかな?と思わんでもないけど、それも粕取の魅力よね!ね!

④本部かすとり(佐賀&福岡)
正調度:★★★★★★★★★★★★★★★
コメント:来ました桶粕取!桶のくせして本格派!それもそのはず杜の蔵ですから!これはストレートに粕取感あるので、これを美味いと思える日が来るまで頑張りましょう!

⑤辰泉(福島)
正調度:★★★★★★★★★★★★
コメント:うまいうまい。鰹節のようないぶりがっこのような…うまい。俺はこれを飲んで正調の魅力に目覚めました。こんな世界があったんか…それに比べお前らときたら…

⑥たる平(山形)
正調度:★★★★★★★★★★★★★★★
コメント:これはどストレートに正調!住吉より美味いんじゃないのか!?ちなみにこれビンテージ(高い)が存在してますが、レギュラーですら売れずに10年以上経ってます。

⑦七峰(福島)
正調度:★★★★★★
コメント:弊社お抱えのカストリソムリエにより正調であることが判明したので仲間入り。シェリー樽熟なのでやっぱそんな感じですけど、それでも粕取感はかなりございますね!

⑧黒塚焼酎(福島)
正調度:★★★★★★★★★★
コメント:福島感のあるきれいな正調。蔵には在庫たくさんあるけどもう造るのや~めた!とのことです。まだ普通に買えますがいずれデッドストックになるので買うなら今!

⑨秘蔵三年(福島)
正調度:★
コメント:正調?よくわからんけどきれいな味でございます。千功成の蔵の人に飲ませたら自分とこの粕取置いといて「これはきれい!うまいうまい」言っていた。ええんかよ…

⑩碧雲(大分)コーヒー豆により果実酒化
正調度:★★★
コメント:大分は千羽鶴の時期杜氏でおなじみ佐藤酒造の粕取です。まごうことなき正調風味だったんですが、珈琲の味が強かったみたいです。牛乳と氷で割ってくださいませ。

⑪大亀(福岡)梅酒にした
正調度:★★★★
コメント:福岡の大亀という正調度MAXの粕取なんですけど、生まれて初めて粕取飲んで「こんなモン飲めね~!」と梅酒行きとなった逸品。今思うと勿体ないことを…


【飲む順番のオススメ】
経験者は好きにしてください。
初めての方は③④をストレートでちびちびどうぞ。マズいと思ったらラッキー!
いつか転換期来るから、そのとき「今日が俺の誕生日だ!」が味わえるぞ!
1.③④で洗礼を受けてみる
2.②⑨で肩透かしを食らってみる
3.①⑧で軽めの正調感を味わってみる
4.⑤⑥「明日もう一度ここに来てください。本物の粕取を~」の明日が今だと気づく
5.③④に戻る
くりかえし
※⑦⑩⑪はどうでもいいです。むしろ全然飲めなかった人向けかも?

■便利一覧
1:③博多っ子、④本部かすとり
2:②九州菊 粕取り焼酎、⑨秘蔵三年
3:①ヤマフル、⑧黒塚焼酎
4:⑤辰泉、⑥たる平
※:⑦七峰、⑩碧雲、⑪大亀