あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!超

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【ちょい追記&編集した】筑後盛:全然飲める爆安酒は飲むと慣れてきて評価がちょっと上がる気がする究極の妥協酒

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福岡県はうきは市の株式会社いそのさわが造る清酒ですな。
OKストアで2Lが599円という爆安価格で売られてたので手にとったらまさかのいそのさわで思わず買ってしまったわけですが、そのレビューをば。

とりあえず長い前置きから入るぞ~!

俺の地元福岡では、『いそのさわ』は一般的にそこそこ知られたブランドでした。一般的にそこそこな知名度というところがポイントで、現代のコアな日本酒ファンには有名な福岡酒、田中六五の白糸酒造や庭のうぐいすの山口酒造場や山の壽の山の壽酒造なんかは一般的な知名度は皆無と言ってよくて、いそのさわは一般に知られていた酒を造ってた蔵です。そこそこ知られていた理由はやはりCMを打てる規模だったということが大きいですな。今はCMは無いけど。ていうか俺もいそのさわのCMは見たことがない。たぶん俺が生まれる前だ。

いまでこそセレクト的なブランドで駿とか出してはせがわ扱いされてたりするけどー。そして公式HPには特定名称しか出てなかったりするけどー。まぁある程度古い福岡人は「あー、いそのさわね」くらいの認知度はあるかもかもかも。

isonosawa.com

そんな古豪のいそのさわが、まさかのOKストア扱いですよ!?
最初見たとき「えっ?どういう販路なの?」って思ったよね。
しかも2Lパックで599円だから、それこそ2桁万単位以上で売らないとまともな利益は出ないんじゃ?と思ったからたぶんそんくらいは取引しとるんでしょう。知らんけど。
ま~でもアレですよ?2L599円の酒なんて、値段から考えるとまぁアタリなんて存在しないレベルなんですよ。でも、置いていたのがOKストアなんですよね~。
OKが他のスーパーと一線を画して勝ち続けている要因のひとつなんですけど、イオンとか西友では容易に見かけることができるゴミ品質の商品をOKは意図的に扱わないんですよね。それだけに「まさかのいそのさわが!まさかのゴミみたいな値段で!まさかのOK扱い!」にひとり滾っていたcongiroさんが筑後盛を手にとったのは当然の帰結でございましょう!すごいね!

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前置き長くなりましたね。では本題。

一般的な知名度の酒っつーことなので、ザックリと『よくある酒』って感覚で捉えて問題ないと思いますが結論だけ先に言えば「悪くないが良くもない」です。最初の印象はね。
ただし、時間の経過とともに、酒と飲み手の変化により『良くもない』部分が減少していきます。
酒の変化としては安酒に多く見られるアルコール然とした要素が減少し飲みづらさが減ります。
飲み手の変化としては『悪からず良からず』なところに慣れてしまいます。鈍化すると言ってもいいかw
で、飲み続けてこの変化タイミングが一致した時に『悪くない』がちょっと進化し、次第に「いや、実は良くね?」に変わるのです。俺がそうでした。飲食業やってる友人に飲ませたら「え、いいじゃん、買うわ」って言って次の日に買ってました。

ところでこの酒の良いところのひとつとして挙げられる要素なんだけど、ヒネの速度が遅いっつーのがあるわけですよ。資質的にはおそらくヒネ向きの酒じゃないんだけど、なんでかヒネの速度が遅いわけですね。いや全然ヒネないよ?なんでやろ?
でまぁ良くも悪くもないけど慣れる、慣れてしまう酒みたいな感じで。んで2L599円っつー値段知って飲んでるじゃん?そうすっとさー、「こんなんでいいんじゃね?」になんのよ~!マジで~!ある意味、清酒のあるべき姿の一つとも言えるかもしれんw

味はー、まーかつてよくあったような酒ですよ。そこから悪いところ抜きまくったような味っつーか、それでもまぁ『かつて感』はあるけど。そしてあんまり味は強くないです。ゆるく感じる酸味とちょっと甘み、アルコール感、飲み疲れはゼロ。
こういう酒らしくレンチンで50度に上げて飲むとちょうど良い気もするし、常温で飲んでも良いかと思いますわね。食い物は選ばないし選ぶ必要もないと思う。こういう酒らしくテキトーに扱うことが肝要かな、と。
でも実際この酒が場末酒場とかで出されたら絶対「うまい!うまい!」言って飲んでる自信がある。

つまり超・日常酒ですよ。食中酒とかじゃなくて日常酒!日々そこに在るやつ。
日々そこに在るってのはインパクトとしては小さいけけども意味としては大きいんですよね。蕎麦屋に例えるなら富士そばレベルの価値があるんじゃいかって。人に勧めるときもそんな感じで力強くオススメとは言えねーんだけど、「ちょっと食ってこうか~」くらいの気安さがあるんよね。
それはパック酒の目指す一つの頂点、超絶低いけど裾野は広い山の頂点という感じがございました。価値的には倍額+くらいはあるよ! 

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しかしまだまだこういうやや逸材はパック界にはあるんだろうな~と思うとなかなかアツイものがありますね!
玉石石石石石石石石石石石石混交なジャンルでありながら安いから手を出しやすいですよ!石を引いた日にはなかなか減らないというおちゃめなオマケ付きだがなw
そんな感じでありまして~、日常のちょっとしたところに視点を持っていくとなかなか面白いものもありますよ。お前らもぜひお試しくださいませませ。

あと、タイトルでは『究極の妥協酒』って書いたけど、この場合の妥協は良い妥協だぞ!結構考えて造られてると思う…気がする。たぶんメイビー。いや実はテキトーに造ったらこうなったのかもしれんけど。

 

しかしアレだな、検索しても俺とあと一人しかヒットしないところを見るとー、ひょっとするとOKのためにパック詰めしてるPBの可能性あるな。

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糖類も入ってるよ!やったね! 

 

【追記@補足】

ところでこの酒の良いところのひとつとして挙げられる要素なんだけど、ヒネの速度が遅いっつーのがあるわけですよ。資質的にはおそらくヒネ向きの酒じゃないんだけど、なんでかヒネの速度が遅いわけですね。いや全然ヒネないよ?なんでやろ?

この手の安酒ってのは基本的に味を構成する要素が少ないので、ヒネたりするとヒネに味が持ってかれたりするんですよ。
例えば新潟県を代表するところの淡麗辛口なんかは割とヒネに弱いです。味が繊細なのでヒネが前に立つと目立ってしまう。
逆にフルボディ系だとヒネを取り込んで一つの味にしちゃうことがありそれの好例が剣菱です。むしろヒネてからが本番。
んで、福岡安酒とかは淡麗辛口目指してても淡麗辛口にならないしフルボディってのもあんま無いです。地域だとどこからかは分からないけど西日本(なんとなく岡山くらいから西かな?テキトーだけど)は割とそういう傾向(安酒の淡麗辛口とフルボディが存在しないし目指せない)があるような気がしてて、そしてこの酒に関しては明らかにヒネ味には弱そうなもののなんかヒネ速度が極端に遅いですね。不思議ですね。
そういった意味では買ってほったらかしながら飲んでも中期間は楽しめるんじゃないでしょうかね?知らんけど。
まぁ安酒だしテキトーに飲むのが良いよ。