あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!超

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モーソーくんとシャドーちゃん:偽装の宴

妄想癖のある孟宗くん、見えない敵と闘う遮道ちゃん。
まったく噛み合わない二人が織り成す、心あたたまるハートウォーミングストーリー!

【登場人物】
孟宗 竹志(もうそう たけし)
遮道 穂草(しゃどう ほぐさ)

モーソーくん
「そうそう、穂草さん。この前、こういうイベントに行ったんですよ!」
シャドーちゃん
「なんだよ、藪から棒に…」




〜日本(偽装)酒フェスティバル!(もう)純米(じゃなくても純米で)いいじゃん!〜


モーソーくん
「な、なにこれ!?」


五輪利一
「ようこそお越しくださいました孟宗さん。私、NPO法人SakeLie会の代表、五輪と申します。」
モーソーくん
「あの、()内の文字が薄くて小さいですけど!?」
五輪利一
「まぁまぁ、今日は全国から気鋭の蔵をお呼びしておりますので、心ゆくまでお楽しみください。」
モーソーくん
「は、はぁ…」




〜会場内〜


酒造A
「アル添純米?ハハッ!これは純米よ、純米!添加なんざぁたかだか5%くれぇのもんだ。つまり、ほぼ純米って事だよ!ほぼだいたいってこたぁ、全てってこったな!だから純米なんだよ!化かし合いの騙し合いが日本酒の真髄よ! 」
モーソーくん
「潔い!なんという力の理論!でもなんか駄目なギャンブラーみたいだー!」



酒造B
「よく、純米オンリーの店とか言っても、ご近所の飲食店用に大関とか白鶴とか隅っこにあるでしょ?日本酒専門店とか言いながらこれまた隅の方に焼酎ちょっと置いてる店あるでしょ?
それは許されるのに、私どもの造ったものが純米と名乗れない理由は無いですよね?全く道義に反してませんか?」
モーソーくん
「うわー!なんか僕が悪いことしてるみたいになってきた!でもただの開き直りだー!」



酒造C
「へぇ、ウチは純米(すみごめ)酒造言いまして。
ウチの出す酒は総べて純米というラベルで売らしてもろうてます。
これなんか地元だけで出しとる糖類入りの普通酒になります。普通酒 純米ですな。
へぇ、都会でよう出るのはこの大吟醸ですわ。純米大吟醸やのうて、大吟醸 純米です。」
モーソーくん
「ファッ!?」



酒造D
「あなたは誰ですか?」
モーソーくん
「はぁ、孟宗竹志と言います」
酒造D
「すいませんが、あなたの体脂肪率は?」
モーソーくん
「へ?た、たぶん体脂肪率は28%くらいですが…。」
酒造D
「人体は約70%が水分で、あなたは体脂肪率28%…。
ということは、あなたの存在は残りの2%という事になりますよね?
それなのにあなたは孟宗竹志と自信を持って名乗ることができるのですか?
あなたの魂はあなたを構成する何割を占めているというのですか?」
モーソーくん
「え?えっ?」
酒造D
「例えば2%があなたとしたら、残りの98%とは何なのですか?ただの水と油でしょう!?」
モーソーくん
「え〜!?なんか難しいこと言ってるけど、最初の蔵めんどくさくしただけじゃないか!」
酒造D
「2%であなたを証明できるのに、10%しか添加していない私どもが純米を名乗れない理由がありますか!?あなたにそれを剥奪する権利があるんですか!?」
モーソーくん
「うわ〜!なんという詭弁!」



酒造E
「アル添純米?見つかんなかったらいいじゃん!」
モーソーくん
「あ、ここは分かりやすい!」
酒造E
「ですよね〜!」
モーソーくん
「ね〜!」





モーソーくん
「ってことがあったんですよ。」
シャドーちゃん
「…で、最後の蔵は許したって?」
モーソーくん
「そうなんです!」
シャドーちゃん
「ゴラーッ!」ズビシッ!(人中)
モーソーくん
「ムゴー!」(のたうちまわる)




〜おわり〜