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<不適切表示>富久娘酒造の純米酒など38銘柄 自主回収へ について

あのオエノングループが斜陽をさらに加速させる一撃を放つ。


不適切表示:富久娘酒造純米酒など38銘柄 自主回収へ
毎日新聞 2013年11月11日 21時53分(最終更新 11月12日 07時56分)
http://mainichi.jp/feature/news/20131112k0000m040080000c.html


【虚偽表示】富久娘酒造:「純米酒」に醸造アルコール、自主回収・一升瓶換算で25万本以上…4〜5年前から - アルファルファモザイク
http://alfalfalfa.com/archives/6922841.html


富久娘酒造が製造する清酒の一部商品の自主回収に関するお詫びとお知らせ
http://www.oenon.jp/news/2013/20131111_1342.html


ネタが尽きなくて助かります。ありがとうございます。
これはあの、噂に名高い『アル添純米』でございますね!


毎日新聞からの引用

同社によると、醸造アルコールは現場の担当者が品質を一定にするため、純米酒に混ぜることがあった。本醸造酒などには酒米の一部に農林水産省の規格外の加工用米を使用。こうじを作る際、誤って混ぜていたという。

「誤って混じっちゃっいましたテヘ☆彡」じゃねーだろ。
なにこの「ちょっと転んじゃったヨ!」みたいなドジっ娘感は?

誤ったんならしょうがないよネ!みたいな感じなの?


っつーか、富久娘の純米飲んだことある人どれくらいいるんだろうね?
俺は上撰しか見たことないけど。
こだわりのある地元民には愛されてたのかもしれんが。


はぁ、しかし、またですか。ってな印象ですな。
一連の偽装告白祭りに乗じて発表してしまおうってところがなかなか大手の力量ですね。
まぁ、実際にはまだ公表してないだけでやってるところはあるだろうけど。


なんかさ、こういうことが続くと、「日本酒は日本の素晴らしい伝統であり誇りである」
「日本酒に敬意を払え」だなんだ偉そうなことぶっこいているやつまで胡散臭く見えるわけよ。
いや偉そうなこと言ってるところはやってないと思うけど、日本酒という大きな括りで見たら同じだよね。浪花正宗のときもあったけど、やっぱ氷山の一角なんじゃねーの?と。
結局まじめにやってる人たちにも何らかの迷惑が掛かってしまうわけよね。



また、世間には「それで気付かないならいいんじゃねーの?」みたいな声もあるけど、やっぱダメだよな。
ただ単純に「純米だから良いものだ」という所謂オーガニック寄りの人はやっぱ一定数居るじゃない?でさ、その人たちは表記を信じて買っているわけでしょ?
「気付かなかったんだからダメ」という声が、騙された人に恥までかかせてるよね。
さらに、ひょっとすると「これ純米だから良いんだよ〜!」って誰かに薦めてるかもしれないじゃん。
無邪気に表記を信じて買っただけかも知れないのに、その人をも騙しに加担させたようなものになるじゃない?


ま、単純に「やっぱ富久娘の純米じゃなきゃダメだ!」なんて小売や消費者に対する裏切り行為だからね。
消費者を裏切ったり騙したり恥かかせることは商売の本筋ではないわけですよ。



特にさ、オノエングループは(俺が言うところの)通常の酒蔵ではなくて、かなり大きな企業ですよ?パパママ経営じゃないんでしょ?企業コンプライアンスなんて有って然るべしでしょ?
凡ミス系ならともかくさ、今回のは意図的な行為ですよ。
いま消費量がどんどん落ちている斜陽タイプの清酒をメインで造っている蔵がやったらさ、いまよりさらに未来は無いんじゃないの?


マイミクの方のつぶやき引用。

アルコール添加は、税務検査ですぐわかる事。現場の士気の低下か、管理体制の腐敗か、大手がこんなことではどうしようもない。富久娘が無くなって困るのは従業員。消費者は困らない。

そう、ほとんどの消費者は困らんのよね。



もうさ、不正を行った蔵はすべて古酒しか造っちゃダメとか法律で決めてほしいね。
そしたら俺が主に喜ぶから。
いや、それは置いといて、単純謝罪は全く意味が無いので、ルールを破った蔵は『次の造りでは生産量の○○%は日本酒造組合中央会が指定する原料での日本酒造り(実験)を行わなければならない』みたいなルールがあると面白いよね。
「今年の造りはタイ米と黒麹を使わなくてはいけない!」とか。
謝罪するだけだと反省とかおそらく無さそうだし、なんといっても面白くないしな。
折角だから話題づくりも兼ねて誰もやんないことを研究のために実践させるとか、なんかそういうルール制定を、はよ。



とりあえず俺は長年続けてきたベルマークとロータスクーポンとブルーチップ集めに終止符を打ち、富久娘の空き瓶をオノエンに送ることを生業とし、虫のように生きていこうと思う所存です。


おわり。