俺が焼酎の話題をあまりしなくなって久しいですな。
でもちゃんと飲んでます。
主に、米。
米焼酎と泡盛はかなり飲んでます。
ま、それはいいとして本題ですよ。
焼酎ブームが終わってからというももの、焼酎に元気がありません。
さぁどうしましょう!?
そこで、誰も考えないので俺が考えてみたいと思います。
そして俺は素人なので、実現度とか完全無視で話します。
そもそも、俺の持っている情報が正しいのかどうかも良く分かってないけどな。
分からんけど語るわ。
テーマはこの3つ!
- ダレヤメからの脱却(日常からの脱却)
- 濃度規制の撤廃
- 日本酒蔵へ原材料としての提供
1.ダレヤメからの脱却(日常からの脱却)
俺が焼酎の最も好きな概念として『ダレヤメ』っつーもんがあります。
ダレヤメとは、簡単に言うと「疲れたら飲んでちょ」っつーものです。
焼酎は大体においてこういう概念が根底にあるがゆえ、日本酒みたいに偉そうではないです。
少なくとも提供側が「敬意を払え!」とか糞みたいなこと言いません。
「これ飲んで疲れ癒してよ」くらいです。
これ以上これ言うと日本酒disが本格的に始まるのでこの辺で置いておきます。
で、この『ダレヤメ』という概念。
これが有る以上、焼酎は次のステージに行けません。
要するに、この概念が有る以上、焼酎は心のエナジードリンクという場所から動けないわけですよ。
次のステージを狙うのであれば、焼酎蔵はもっと考えたほうが良いかもしれません(日本酒ほど殺伐としていなくて良いので)。
もっともっと前に出る、主役として食べ物を置き去りにするような焼酎があっても良いと思います。
そしてそれをアピールするためのブランディングをしてはいかがでしょうかね?
やっているとは思うけど、その声が現在は届いてません。
もちろん、単蔵でやるのはキツいので、中央を巻き込んでやるのが良かろうと思います。
というか、その辺は二階堂とか霧島が中心でやってもええのよ。
もしくは極小蔵複数が地域限定で仕掛けてみるのも面白いと思います。
あくまで取っ掛かりという意味でしかないですけども、製品としては耶馬美人みたいなの、または各蔵の古酒またはハナタレあたりがひとつの突破口として考えやすいのではないかとも思います。単純に値段的、扱われ方的なハナシですがね。(別にそのまま出せという意味ではないけど)
アッパークラスはそもそも嗜む程度で良いから、量は要らんのですよ。
っつーわけで、脱却というか日常に沿わない別ラインを本気で考えてみてはどうでやんしょ?ということですた。
この辺の話しはもっともっと長くなるので、またいつか書きたい。(と言って書かないのが俺流)
2.濃度規制の撤廃
焼酎もまた日本酒同様に法律でどうでも良い枷をかけられています。
そしてその際たるもののひとつが濃度規制です。
濃度と言っても味のことではないです。色です、色。
焼酎は光量規制っつーのがあるらしく、光の透過率がある程度以下でないといけないという法律があるのですよ。
おそらくウィスキーへの配慮だと思うけど。
これのために木樽で長期熟成などとかが出来ません。
でも、そんな法律が有ってもしょーがなくないか?消費者にはメリット無いでしょ?
大きな競争も生まれないし、イノベーションの種を国が自ら摘んでいる状態ですよ。
俺は、とある蔵の色濃度の高い芋焼酎(売り物ではないやつ)を飲んだことがありますが、これがもうヤバいくらいに美味いのですよ。
こんな可能性をなぜ潰すのか?ウィスキーは麦なんでしょ?じゃあ、せめて麦以外は色濃度なんでもOKとかに変えてみたらどうなん?
消費者不在の法律で業界自体を狭める理由は全く無いし、そもそも現代の事情にマッチして無いと思うぜ。
裾野が広がればウイスキー市場も拡大するだろうし、悪いことは無いと思うのよ。
このあたりは焼酎業界が声を上げてもいいところじゃないかと。
というか、焼酎業界がウイスキー業界に寝技を掛けるなどですね。
共存は可能だし、共に伸びていける道を模索するのが良いと思うとるのです。
3.日本酒蔵へ原材料としての提供
日本酒の本醸造と普通酒には、主に海外産(韓国?)の甲類が使われとるわけですよ。(って聞いた)
原料は何だろうね?サトウキビあたりと思う。しらんけども。
醸造アルコールに関しては、日本の焼酎蔵からの提供で良いです!キッパリ!
國酒なんでしょ?輸入モンなんか使わんでもええんじゃないの?(泡盛のタイ米を除く)
というかね、まぁ日本でも米偽装とかやるところあるから完全に信用できるわけでもないけどさ、海外産よりは信用に足るというか、眼の届きやすいところにはあるでしょ。
で、出来れば原料は完全に米にしたほうが良いんではなかろうか?とも思います。
ブレンドした限りだけど親和性は明らかに高いと思うよ。
いや、上記のは「どうでなくてはいけない」ではなくて、添加のアルコールも甲類乙類とか取っ払って原料も取っ払って色んな選択肢があるといいんじゃないかと思うのよ。
普通酒と本醸造の幅が広がるという意味ではなかなか面白いことじゃないかと思うわけです。
とはいっても、単体の焼酎蔵でやるのは厳しかろうと思うので、このあたりは中央がどうにかすると良いんじゃないかなと思うわけです。
というか、それ専門の蔵を中央が造っちゃえば良いんじゃないかね?
國酒推進してるんだよね?
ちなみに、日本酒蔵で自前の米焼酎造って、それをアル添として使ってる蔵がいくつかあるんだけど、コストは結構かかると言っておりました。
これは柱焼酎と言って、米とか粕取の乙類(本格焼酎)を日本酒に混ぜるという、結構知られていないけど伝統的な製法でございます。
俺は柱焼酎入り日本酒で結構好きなのあるんだけど、そもそも造ってるところ少ないからあんまり知られてはおりませんね。
サクッと3つほど挙げたけど、まだまだ書きたいことはあるのよね。
あんまりまとまらんからこのくらいにしとく。
追い風が吹いていない焼酎業界ですが、なんとか頑張っていただきたいと思っとります。
まじで。
おわり。