妄想癖のある孟宗くん、見えない敵と闘う遮道ちゃん。
まったく噛み合わない二人が織り成す、心あたたまるハートウォーミングストーリー！
【登場人物】
孟宗 竹志（もうそう たけし）
遮道 穂草（しゃどう ほぐさ）
モーソーくん
「そういえばさ、駅ホームの人身事故って、３〜４割が酩酊状態によるものらしいね。」
シャドーちゃん
「そういや、去年も足切断した事故あったかな？」
モーソーくん
「あ〜、あの事故、ホームと電車に挟まれたとか…。う〜、考えるだけでも痛いよ！」
シャドーちゃん
「その人もかなり酒飲んでたって話らしいじゃない？やっぱり酒は悪い飲み物ね〜！」
モーソーくん
「いや、ボクは、”お互い気をつけようね！”って言おうとしただけで…」
シャドーちゃん
「お酒にまつわる不幸な事故は絶えないし、お酒に良いことなんてあるのカナ〜？」
モーソーくん
「で、でも、痛みに気付かなかったとしたら、ある意味酒のおかげとも言えるんじゃ…？」
シャドーちゃん
「あああああああ〜〜っ！？ムキー！そういうことじゃねぇだろがぁぁぁぁぁ！」ドカッドカッ！
モーソーくん
「痛いッ！痛いよ！やめて！蹴らないで！」
シャドーちゃん
「酒飲めば痛くないんだろ！飲めよ！酒を！オラッ！」ドカッ！ドカッ！
モーソーくん
「ゴクッゴクッ！」
シャドーちゃん
「オラッ！」ドカッ！
モーソーくん
「ヴォェェェェェー！」嘔吐
シャドーちゃん
「オラッ！」ドスッ！ドスッ！
モーソーくん
「うごッ！（飲むやいなや腹を！）」
シャドーちゃん
「オラッ！オラッ！酒は毒だろうが！アアッ！？」ドカッ！ドカッ！
モーソーくん
「うう〜、ず、ずみまぜん…毒です。酒は、どく…です。」
シャドーちゃん
「わかりゃぁいいんだよ！」ドスッ！←かいしんのいちげき
モーソーくん
「ヴォエェェェェェッ！」
シャドーちゃん
「チッ…きたねーなー。こんなに吐きやがって、だから酔っ払いはヤなんだよ〜。」
モーソーくん
「そ、そんな…な、なんで…ここまで…発展する…の？」パタリ
おわり。
