あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!超

酒と旅と散歩とか日々のブログです(毎日更新の毎日更新しないブログ)

モーソーくんとシャドーちゃん:日本酒イベント!

妄想癖のある孟宗くん、見えない敵と闘う遮道ちゃん。
まったく噛み合わない二人が織り成す、心あたたまるハートウォーミングストーリー!

【登場人物】
孟宗 竹志(もうそう たけし)
遮道 穂草(しゃどう ほぐさ)


久瀬 有忠
「本日は、私どもが運営するちょっと変わった日本酒イベントをご紹介しますね。」


「エクストリーム・酒・JAPANという、参加者数30万人超えの巨大イベントです。」



モーソーくん
「どういうイベントなんです?」



久瀬 有忠
「一人ひとつのオチョコが配られますので、それを持ってスタートします。」


「あ、このオチョコです。」



モーソーくん
「XSJ 2013…エクストリーム・サケ・ジャパン」


「あ、蛇の目のところにオリジナルキャラ描いてありますね。かわいい。」



久瀬 有忠
「商店街の全店舗で日本酒が振舞われるんですが…」


「酒が注がれたとき、オチョコの中にこういった金色のコインが入ることがあります。」



モーソーくん
「これ、樽の絵が描いてありますね。これを集めるんですか?」



久瀬 有忠
「そうです。これはフェイクもありますから、必ずしもこれが正解ではないんですが。」
「そして、そのコインを3つ手に入れたらゴールを目指すんですよ。」
「4つ以上は無効なので、1〜3つ手に入れたらゴールを目指すんです。」


モーソーくん
「ほう、会場はどこなんです?どこでやるんですか?」



久瀬 有忠
「この地図ご覧ください。」



モーソーくん
「高円寺?」



久瀬 有忠
「そう、阿波踊りで有名な高円寺です!」
「そして場所は更に限定してまして、JR駅前ロータリーをゴールとしたこのパル商店街とルック商店街だけです。」



モーソーくん
「えっ!?」


「っていうか、たったこれだけの距離でこの参加者数って…?」


「キャパ的に無理なんじゃ???」



久瀬 有忠
「ええ、そうです。確実に無理です。」
「ヘタすれば飲めない人もいたりします。」



モーソーくん
「え〜!?何のためのイベントですか!」



久瀬 有忠
「モーソーさん、あなた勘違いしてませんか?」


「日本酒を飲ませたら日本酒の裾野が広がるって。」



モーソーくん
「だ、だって、普通そうでしょう…。」



久瀬 有忠
「普通だったらそうかもしれませんね。」
「でも、普通じゃなかったら?」
「このイベントではこれが普通なんですよ。」
「でも毎年毎年参加者数が増えています。」
「協賛の日本酒蔵も去年の倍で120蔵ですよ!」
「ものすごい熱気のある勇壮なイベントなんですよ!」



モーソーくん
「え〜!!!」



久瀬 有忠
「これが現実なんです。」



モーソーくん
「で、これはどういう目的なんですか?」



久瀬 有忠
「よくぞ聞いてくれましたね。」
「これは目的にこそ意味があるんです。」
「日本酒は神の与えたもうた神聖なる飲み物です。」


「…と、仮にそういうことにしておいてください。」
「そんな飲み物がおいそれと飲めていいもんだろうか?ってのが発端ですよ。」



モーソーくん
「は、はあ…。」



久瀬 有忠
「なので、ある意味”飲めない日本酒イベント”でもあるんですよ。」


「とはいえ、オチョコで飲むのが難しいというだけで、各ポイントで酒撒きはありますけどね。」



モーソーくん
「はぁ。」



久瀬 有忠
「そして、このときに該当するコインを入手した参加者には、副賞があるんです。」
「1つで金のオチョコ、2つで金トックリ、3つでこの金杯です。」
「この金のオチョコ持ってるだけでちょっとしたヒーロー扱いなんですよ。」
「ましてや金杯はまだ達成者が一人しか居なくて、その方は縁起者として憧れの的ですよ。」



モーソーくん
「ほんとだ、金オチョコですらオークションで4桁行ってるし…。」



久瀬 有忠
「必ずしも飲まなければいけないものでもないから、飲めない人の参加も多いんですよ。」
「目的さえ達成すれば、その年の縁起者の酒男として祭り上げられるんですから。」
「コイン得られなくても、オチョコ無くしても、ゴールに到達したときの達成感は参加にしか分からないんですよ!」



モーソーくん
「はぁ…。」



久瀬 有忠
「我々はこの熱狂的な状況を作り上げ、継続していく努力をしたんですよ!」



モーソーくん
「はぁ…。」



久瀬 有忠
「まぁ、聞くとやるとじゃ全然感覚わかんないでしょうね。」
「参加してみてくださいよ!」



モーソーくん
「えっ!?えっえっ???あ、ちょっとちょっと!」




〜車で移動〜


久瀬 有忠
「着きましたね。スタートはもうすぐですよ!」



モーソーくん
「うわー、すごい熱気!帰りたい!」
「あ、アッチ、向こう側!熱気で陽炎みたいになってますよ!うわー!」



久瀬 有忠
「一方通行ですからー!」
「もう出られませんからー!」
「頑張ってくださいねー!」


「あ、上着は預かっておきますから。」


「それじゃ!ゴールで待ってますよー!」



モーソーくん
「えー!そんな!」


「もうしょうがない頑張るか。」
「すごい!山手線とか埼京線どころの混雑じゃないぞ!」
「インドの列車みたいになってる!うわー!熱い!」


「暑い!狭い!苦しい!熱い!」



バシャー!
モーソーくん
「うわー!冷たい!気持ちいい!ってこれ日本酒じゃないか!」



締め込み姿の大男
「オラー!大吟醸じゃー!」


ワーワー!
 ワーワー!


モーソーくん
「うわー!おいしい!つめたい!きもちい!」



締め込み姿の大男
「オラー!」
バシャー!


ワーワー!
 ワーワー!


「オラー!」



モーソーくん
「…」


「あ…、なんか楽しい。」



ワーワー!
 ワーワー!





〜90分後〜


モーソーくん
「ハァハァハァ…。」
「なんとか、コイン3つゲットしましたよ!」



久瀬 有忠
「モーソーさん!初参加でそれはすごいですね!」



モーソーくん
「へ…?へへ、そうですか?ハァ…ハァ…」



久瀬 有忠
「あっ!すごい!この2のコイン、ビンゴですよ!ビンゴ!」


「該当するコイン、今回200枚しかないのに、この参加者数でそれを2つも手に入れたとか。」


「モーソーさん、持ってますね!」



モーソーくん
「ハァハァ…へ…?へへ、へハハ!ハハハハハハ!」





〜閉会式〜


久瀬 有忠
「表彰がありますからこちらへ。」



ワーワー!
 ワーワー!


ウグイス嬢
「初出場で、該当コインを、2つ、入手した、モーソーさんには、副賞の金徳利と、特別賞として、大会の特別限定酒と、発泡にごりシャワーと、百斗樽ダイヴが、進呈されます!」



モーソーくん
「えっ!?なになに!」



キャンギャル
「おめでとー!プシュー!」



モーソーくん
「あばばばばばば!」
「うわー!見えない!前見えない!にごりで見えない!」
「おいしい!一升瓶半分以上減ってる!」



大男's
「そーれ、わっしょいわっしょい!」



モーソーくん
「うわー、なんだなんだ!!」



ドボーン!


モーソーくん
「わー!夢にまで見た日本酒プール!ハハハ!嬉しい!楽しい!嬉しいっ!」


「ガバガバガバガバ!おぼれる!おぼれる!しあわせっ!ハハハハハ!」


「おぼれる!お、おぼ…!」



…ワー!
 …ワー!








モーソーくん
「…」




「ハッ!?」



チュン…チュン…





モーソーくん
「っていう、」




「夢を見たんだ…。(遠い目)」





シャドーちゃん
「…」



「っつうか…漏らしてねーよな?」




モーソーくん
「!!!」


「な、なにいっt」




シャドーちゃん
「フーン(微笑)」



モーソーくん
「そ、そんなことより、今日は飲み行けますか?」



シャドーちゃん
「いいわよ!お・も・ら・し・センパイ!」



モーソーくん
「ちょ、ちょtt」



シャドーちゃん
「アハハ!今日は漏らしたからテメーのオゴリな!…な!」


「早くしろよー!」



モーソーくん
「ちょ、ちょっとまってくださいよー!」



シャドーちゃん
「アハハ!オモラシセンパ〜イ!ユニクロ寄ってパンツ買ってくか〜!アハハッ!」







モーソーくん
「ハァ…(そうしよ。)」



〜おわり〜