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モーソーくんとシャドーちゃん:國酒クイズ!【全5話中:第2話】

妄想癖のある孟宗くん、見えない敵と闘う遮道ちゃん。
まったく噛み合わない二人が織り成す、心あたたまるハートウォーミングストーリー!

【登場人物】
孟宗 竹志(もうそう たけし)
遮道 穂草(しゃどう ほぐさ)

〜前回までのあらすじ〜
前回の見ろ。
1話 http://d.hatena.ne.jp/congiro/20130612/1371023972





モーソーくん
「これこれこういう事情でして…。審判を務めてもらいたいのです。」


店のおばちゃん
「あー、いいさね。了解了解〜。」


モーソーくん
「それと、これのお銚子もう1つください。」


店のおばちゃん
「あいよ〜!」


モーソーくん
ガタリ
「すいませ〜ん!ご来店のみなさーん!これこれこういう事情で、見届け人をお願いしま〜す!」


客群
「いいぞー!」
「やれやれー!」
「なんだー?ネーちゃん、脱ぐんか〜?」


シャドーちゃん
「…」




モーソーくん
「ククク…(この小芝居。まさか店も客もグルだとは気付くまい!)」


「さ、では、勝負を始めましょうか!」



シャドーちゃん
「待て」


モーソーくん
「なんです?」


シャドーちゃん
「勝負は分かった。だが条件をつけさせてもらう。」


モーソーくん
「ええ、内容によっては認めましょう。」


シャドーちゃん
「問題の答えは、”答えのあるものに限る”ってのを付け加えて欲しい。例えば、"酒はいつ造られた?"みたいな、過去の、答えの明確でない問題はダメってこと。」


「そして、正解不正解の判断は、このオーディエンスの人たちの賛同を必要とする。」


モーソーくん
「あー、そのくらいなら全然、っていうか当然ですよね。了解です。」



シャドーちゃん
「それと、答えるまでの制限時間は30秒とする。」


モーソーくん
「ええ、いいですとも。なんならハンデで穂草さんだけ10分でもいいですよ。(絶望の時間が伸びるだけだがなッ!)」



シャドーちゃん
「…」



モーソーくん
「どうしました?」


シャドーちゃん
「いや。…じゃあ、ありがたくそのハンデいただいとくよ。」


「それと一応。一発で勝負をつけるつもりだけど、もし引き分けた場合はどうする?」


モーソーくん
「希望はありますか?」


シャドーちゃん
「じゃあ、引き分けた場合は…、ここにいるオーディエンスの人たちに問題を出してもらうってのはどうだ?」


「その問題に先に答えた方が勝ちってことで。」



モーソーくん
「えっ!?逆に、そんなんでいいんですか?」


シャドーちゃん
「いいよ。最初で勝負を決めるつもりだからな。」


モーソーくん
「ククッ!穂草さん男前ですねぇ!じゃあ、それで行きましょう!」


シャドーちゃん
「うん、周りも聞いてるな。よし。」



「よし…」





「勝負だ。」



〜つづく〜


第3話→ http://d.hatena.ne.jp/congiro/20130617/1371437495