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モーソーくんとシャドーちゃん:國酒クイズ!【全5話中:第1話】

妄想癖のある孟宗くん、見えない敵と闘う遮道ちゃん。
まったく噛み合わない二人が織り成す、心あたたまるハートウォーミングストーリー!

【登場人物】
孟宗 竹志(もうそう たけし)
遮道 穂草(しゃどう ほぐさ)


〜飲み屋にて〜


モーソーくん
「穂草さん、突然ですけど、ここらで一発、勝負しませんか?」


シャドーちゃん
「んあ〜?なにを〜?」


モーソーくん
「僕が勝ったら僕の言うことを何でもきいて欲しいんです!」


シャドーちゃん
「なんだよそれ。…じゃあ、私が勝ったら?」


モーソーくん
「穂草さんの言うことを何でもききましょう。」


シャドーちゃん
「何でも?」


モーソーくん
「何でも。」


シャドーちゃん
「乗った!」


モーソーくん
「えっ!?いいんですか?何でもですよ!?だって、僕が…例えば、あの…」


シャドーちゃん
「何でもって言ったのテメーだろ!私が負けたら何でもきいてやんよ!」


モーソーくん
「いいんですね?」


シャドーちゃん
「なんだよ!男らしくねーなー!何でもきいてやるよ!」
(うつむきがちに)「なんだったら、ワタシのこと…」


モーソーくん
「(ゴクリ)…や、やりましょう!」


シャドーちゃん
「ハハッ!そうこなくっちゃな!で、勝負の方法は?」


モーソーくん
「國酒クイズってのはどうです?お互い問題を出しあって勝敗を決めるというのは。」


シャドーちゃん
「テメーの方が有利じゃんか!24時間365日"國酒〜!國酒〜!"言ってる酒キチガイなんだから。」


モーソーくん
「勝った方の言うことをきくという結果は平等です。だから勝負も平等であるべきです。」


シャドーちゃん
「あーあー、わぁーったよ。それでいいよ。勝ちゃいいんだろ、勝ちゃ。」


モーソーくん
「(グッフッフ!この素人娘がっ…!今までの恨みを晴らしてくれるッ!)」
「ククッ…」


シャドーちゃん
「んだよ、やる前から気持ちワリー笑い方しやがって…。」


モーソーくん
「いえいえ。クク…」


シャドーちゃん
「どんな問題出すか知んねーけど。」


「『桶買い』って単語くらいは知ってるからな!」


モーソーくん
「ククク!クックック!」


シャドーちゃん
「キモッ!」


モーソーくん
「それでは、不正が無いように、店員さんとオーディエンスの方々にご協力いただきましょう。」
パンパンッ!



店のおばちゃん
「あいよ〜っ!お会計?」


モーソーくん
「違いますよ!」





〜つづく〜


第2話→ http://d.hatena.ne.jp/congiro/20130613/1371103743